レイコハンズの手作りな日々 |
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今だから話せますが、今年2月に変な、記憶に残る夢を見ました。
土の中の小さなモグラ(のようなもの)があっというまにどんどん大きくなって、気が付くとイノシシになって。 え?と思っていると次に場面が変わり、 どんどん、どんどん生まれるイノシシに追いかけられる多くの人たちを、ちょっと離れた場所から私は眺めている。。。 とても気になったので家族や友人に話し「何の夢だったんだろ?」と思っていた、ちょうどひと月後に東北大地震が起こりました。 そのとき、夢と現実が私の中でリンクしたのですが、なんで『イノシシ』の表現だったのかがはっきりしない。 また数日後、読売新聞の記事で(うろ覚えですが)『核は木の檻に入った亥(イノシシ)と書く。檻に入っている間は安全だが、いったん外に出たイノシシは暴れだし・・・』というようなことが書かれてあった。 あ、これだ!と、自分では関連性がわかり、夢の知らせに納得したのです。 その夢の中では、あふれ出すイノシシも人間も整然と逃げていて、パニック状態ではない。 ただ、整然と追いかけ、追いかけられている繰り返しの映像で目が覚めました。 それって、何の収束もない今の原発状態を暗示しているようで。。。 早く続きの夢―『走るのを止めた夢』が見られないかと思ってますが。 まだ来ませんねー! ************************************ 話変わって。最近『永遠の0(ゼロ)』という本を読みました。 特攻隊の話です。 戦争の話とは思わず表題に惹かれて買ったのですが、予想に反して心に残った小説でした。 戦争を知らない私たち、知っておかなくてはいけないことまだまだあります。 現場を想像せず机上で作戦指令を出す軍上層部と、命令を受ける現場兵士。 命令とあらば無理とわかっていても命を捨てなければいけなかった特攻隊。。。 ここ数日、原発の海水注入中断を誰が指示した、しないでもめていましたが、 昨日、現場の所長が自己判断で海水注入を続行していたことがわかりました。 そのとき、なんだかこの本のことを思い出し。。。 お上の顔色を伺う東電上層部と危機現場にいる所長。 まるで軍の上層部と特攻隊のようです。 これからまたいろいろ騒がれるのかもしれませんが、『今やるべきこと』ができるのは現場に命をかけて居る人しかできない。安全な場所であれこれ言うのは誰でもできること。 指揮系統は大事なことですが、それは上に立つ者が自分の責任を自覚し、何があっても支えるという安心を下の者に与えてこそ機能するもので、トップが「聞いていない、知らない」と逃げるような今の状況では何をかいわんや。。。 こんなこと、何度繰り返せばいいのか。これは悲しい日本人のDNAなの?
by reikohands
| 2011-05-27 10:47
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